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追加緩和も市場失望 見えたきた日銀黒田総裁の“散り際”

「黒田総裁の電撃辞任が一番の“バズーカ”になるんじゃないか。そんな笑えない冗談を飛ばす市場関係者もいます」(大手証券会社関係者)

 29日、追加緩和を決めた黒田日銀。上場投資信託(ETF)の買い入れ額を年間3・3兆→6兆円という期待外れのしょぼい内容のせいで、平均株価は一時300円超下落した。

「マイナス金利は現状維持だったこともあり、銀行株を中心に買い戻された。終値は92円高でしたが、黒田日銀に対する失望感が、そのまま株価の乱高下に表れています」(前出の大手証券会社関係者)

 いずれにせよ、黒田日銀に打つ手なしを再確認するだけに終わった。

「暴落リスクが高まるだけの国債買い増しも、銀行業界が猛反発しているマイナス金利拡大も、もう限界。黒田日銀は完全に手詰まり状態です。黒田総裁が“公約”に掲げた2%の物価上昇目標の達成は難しい。常に自信たっぷりで話し、人一倍プライドが高い黒田総裁が失敗を認めるとは考えにくいですが、任期はまだ1年半以上ある。なす術もないまま批判にさらされ続け、そのまま散っていくことに耐えられるとも思えない。そう囁く日銀関係者もいますね」(株式ジャーナリストの長崎憲二氏)

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