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数字は見せかけ…安倍首相「経済対策28兆円」のマヤカシ

 安倍首相が27日、来週とりまとめる経済対策について「事業規模で28兆円を上回る」と表明したが、見せかけの数字を増やしただけで効果は期待できない。

 税収の伸びは鈍化し、赤字国債の追加発行を自ら否定。秋の補正予算の財源は1兆円程度にとどまる。

 そこで持ち出したのが「財源措置」なる考え。これには国の信用を利用して集めたカネを低利で民間に貸し付ける「財政投融資」を含む。国が民間の設備投資を補助した場合、企業の自己負担分も含めた額まで事業規模にカウントされ、見かけの数字は増える。

 実際に融資するかどうかも分からない中小企業向けの融資枠の拡大なども足し上げ、今年度の補正予算に盛り込む分だけでなく、来年度以降の予算を充てる事業まで含める始末。安倍首相が事業規模にこだわるのは、マーケットにくすぶる「アベノミクス終焉」の見方を払拭するため。中身より見せかけの数字が大事なのだ。

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