日報めぐり情報漏洩続出 “制服組vs背広組”醜いチクリ合戦
稲田防衛相が森友疑惑で火だるまになるのを高みの見物していた防衛官僚や自衛隊幹部が大慌てだ。
南スーダンPKOの陸上自衛隊の「日報」問題で、内部情報が次々とマスコミに流出し、これまでのウソが明るみに出ているからだ。醜いチクリ合戦も始まっている。
昨年9月にジャーナリストから出された日報の情報開示請求について、防衛省は12月、陸自が日報を破棄したとして「不開示」を決定。その後の調査で統合幕僚監部にデータが残っていたとして、今年2月に日報データを公表した。
これで収まったかに思えたが、ここに来て情報漏洩が止まらなくなった。
〈今年1月になって破棄したはずの日報データが陸自に保管されていたことが判明〉〈陸自がデータの公表に向けて調整を始めたところ、統幕から「これまでの説明と整合性が取れない」と待ったがかかった〉などなど。
17日のNHKは防衛省幹部の話として、〈先月、国会議員から日報に関するコンピューターの使用記録の提出を求められた際、陸自司令部から複数の端末が持ち出された上、日報データが消去された〉と伝えた。