株価そろって上昇 安倍首相とゴルフした3財界人の共通項
なぜ、あの3人だったのか……。今月1日、安倍首相は東京都八王子市のゴルフ場で財界人とプレーしたが、「いつものメンバーじゃない」と兜町界隈で驚きの声が上がっている。
経団連会長の榊原定征氏や、御手洗冨士夫氏(経団連元会長)、古森重隆氏(富士フイルムHD会長)ら財界重鎮とのプレーは珍しくないが、今回はAOKIホールディングスの青木拡憲会長(78)、ファンケルの池森賢二会長(79)、ドトールコーヒーの鳥羽博通名誉会長(79)とのラウンドだった。
「3社とも上場企業ですが、どちらかといえば新興企業です。共通項は創業者であるという点。プレー中に何を話したかは分かりませんが、経団連の大手企業と同じように賃上げ要請した可能性はあります。創業者は“雇われ社長”と違って、社内への影響力が絶大ですからね」(株式評論家の倉多慎之助氏)
株価は敏感に反応した。3日はAOKI、ファンケル、ドトール(ドトール・日レスHD)とも上昇だった。
「政権との急接近は必ずしもプラスではありませんが、投資家心理としては“何かあるかも”と期待します。しばらくは目が離せない銘柄でしょう」(市場関係者)