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故・金子兜太さんの「聞き手」 黒田杏子さんが思い出語る

 戦後を代表する俳人、金子兜太さんが2月20日、98歳で亡くなった。前衛俳句の巨匠だった金子さんが晩年、注目されたのは全身全霊で反戦を訴えたからだ。2015年安保法の反対運動が盛り上がったとき、「アベ政治を許さない」というプラカードが掲げられた。これを揮毫したのが金子さん。戦争体験を語り続けた金子さんの「聞き手」を務めてきた俳人の黒田杏子さんに思い出を伺った。

■アベ政治への危機感で「戦争の語り部」に

 ――2015年、流行語大賞トップテンに「アベ政治を許さない」が選ばれました。その前年に安倍政権は集団的自衛権に道を開く解釈改憲の閣議決定を行い、翌15年にいよいよ安保法案を出してきた。2015年の1月から東京新聞で「平和の俳句」が始まり、金子さんといとうせいこうさんが選者になりました。4月には金沢で開かれたNHK学園の俳句大会で黒田さんとご一緒されていますよね。ここで金子さんは戦争の語り部になることを宣言されたと聞きました。

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