小林佳樹
著者のコラム一覧
小林佳樹金融ジャーナリスト。

銀行・証券・保険業界などの金融界を40年近く取材するベテラン記者。政界・官界・民間企業のトライアングルを取材の基盤にしている。神出鬼没が身上で、親密な政治家からは「服部半蔵」と呼ばれている。本人はアカデミックな「マクロ経済」を論じたいのだが、周囲から期待されているのはディープな「裏話」であることに悩んで40年が経過してしまった。アナリスト崩れである。

松本氏を射止めた RIZAP瀬戸健社長は孫正義2世になれるか

公開日:

 屈指のプロ経営者としてその去就が注目されていたカルビーの松本晃会長兼最高経営責任者(70)が、急成長中のRIZAPグループの最高執行責任者(COO)に就くことが決まった。

 松本氏を射止めたのはまだ40歳の瀬戸健氏(RIZAPグループ社長)だ。親子ほど年の離れた松本氏をRIZAPに招いた瀬戸氏の狙いはなにか。松本氏が新天地で何を打ち出すのか、市場は興味津々だ。

「なぜ、RIZAPを選んだのか」。記者の質問に松本氏は「瀬戸社長に尽きる。こんな面白い人が日本にいるんだなあと思って。瀬戸君はタイプは違うけど、ソフトバンクの孫正義さんの若い頃の雰囲気がある」と答えた。

 実は、この松本氏の「孫さん似」発言は、瀬戸氏の生い立ちを知ったうえでのことと関係者は指摘する。孫氏が多感な小学校時代に暮らしていたのは北九州市八幡区(現八幡西区)。瀬戸氏も同じ八幡西区出身で、実家はパン屋を経営している。高校は地元の北筑高校に進んだ。「1970年代に新設された高校で、規律、学業が厳しいことで有名」(地元住民)な公立高校だ。

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