溝口敦
著者のコラム一覧
溝口敦ノンフィクション作家、ジャーナリスト

1942年7月5日生まれ。早大政経卒 徳間書店、博報堂勤務を経て、フリージャーリストに。暴力団や闇の世界に深く食い込んだド迫力ルポには定評がある。『食肉の帝王』で第25回講談社ノンフィクション賞受賞、日本ジャーナリスト会議賞受賞。『暴力団』(2011年)がベストセラーに。

不明朗な土地取引 モリカケそっくり事件が全国に飛び火

公開日: 更新日:

 静岡県伊東市の佃弘巳前市長(71)が土地取引を巡り、土地の売り手側から1000万円を受け取った容疑で警視庁に逮捕された。売り手側が4年前、約4800万円で取得した土地を市が3年前、約2億500万円で買い取った。売り手側にとって1000万円のお礼など安いものだったろう。

 不明朗な土地取引が全国各地にごろごろ転がっているはずだが、今にも発火しそうなのが埼玉県鴻巣市である。すでに捜査機関が内偵に入ったとされる。

 鴻巣市に隣接する3自治体(鴻巣、行田、北本の3市で構成する環境資源組合)が鴻巣市に新ゴミ処理施設を建設する予定だが、その予定地の選定を巡り、「これでは初めに結論ありきではないか。選定が不明朗だ」と組合議会に百条委員会の設置まで提案された。

 用地選定は広さ5.55ヘクタールを基準に鴻巣市内の53カ所を抽出したが、3市環境資源組合はホームページに2番目にポイントづけがよい候補地を隠し、評価点1番目の候補地をことさら強調した。

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