斎藤貴男
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斎藤貴男ジャーナリスト

1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争経済大国」(河出書房新社)、「日本が壊れていく」(ちくま新書)、「『明治礼賛』の正体」(岩波ブックレット)など著書多数。

約8億円を供給 安倍政権がカンボジアの選挙に手を貸すワケ

公開日:

 7月29日に行われたカンボジアの総選挙は、与党人民党が全議席を独占する見通しだ。異常な事態がフン・セン政権の非道によるのは周知の通り。

 フン・センは昨年11月、最高裁を通して野党第1党・救国党を解党させた。党首のケム・ソカ氏が国家反逆罪で逮捕・起訴され、118人の議員が5年間の政治活動禁止処分を受けている。メディアへの弾圧が凄まじいのも言うまでもない。

 まっとうな選挙が成立し得る状況ではなかったのだ。だから当然、米国やEUはさっさと選挙への協力を取りやめた。

 1991年のカンボジア和平以来の民主化に関与してきた日本政府にも、在日カンボジア人たちが請願書を届け、あるいは救国党の元幹部が自民党の高村正彦副総裁に会って「民主主義を取り戻す支援を」と求めた。が、アベ政権は知らん顔。国家選挙管理委員会に無償資金協力で約8億円を供与したりと、フン・センのイカサマ選挙を正当化する役目を果たし抜いた。

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