大阪桐蔭校長を直撃 野球部の快挙に泥塗る賭けゴルフ問題
今年の夏の甲子園で、2度目の春夏連覇を果たした大阪桐蔭高校が、史上初の快挙に泥を塗る不祥事だ。同校ゴルフ部員の賭けゴルフと下級生への暴力行為が発覚したのである。
きっかけは今年3月、当時1年生の部員が同級生の財布から500円を抜き取ったこと。学校側が調査したところ、昨年7月から今年3月、上級生5人がこの部員に対して肩を殴る「肩パン」を繰り返していたことが発覚。同時期に部員同士が練習中に賭けゴルフをしていたことも明らかになった。当初はジュースなどを賭けていたが、100円単位の現金を賭けるようになったという。学校側は部員5人を謹慎処分に、顧問2人を厳重注意処分にした。暴行された部員は自主退学したという。
同校の今田悟校長に話を聞いた。
――1年生が殴られた理由は?
「上級生の指示を無視したり反抗的な態度を示したり、同じミスを繰り返すなどしたためのようです。(肩パンだけでなく)複数回にわたって体のあちこちを足で蹴ったりもしたようです。痛みはあったそうですが、診察を受けるほどではなかったと聞いています」