自民入り切望の細野豪氏に浮上 新潟4区への“踏み絵”鞍替え
裏切り男は自民党入りのため、地元も裏切る。そんな展開もありそうだ。
6日、自民党本部に静岡県選出の国会議員が集結。無所属のまま二階派に「特別会員」として入会した細野豪志衆院議員について、対応を協議するためだ。
細野氏は「自民党入りを目指す」と宣言済み。本会議場の席も早速、野党や無所属議員の側から、自民党側の右端に移った。
しかし、細野氏の自民入りは簡単ではない。選挙区の静岡5区には岸田派の吉川赳・元衆院議員がいて、次の衆院選を目指して活動している。吉川氏が支部長を務める静岡県第5選挙区支部は、細野氏の入党を「断固拒否」するよう求める申し入れ書を県連に提出するなど、地元では総スカン状態だ。
「そこで浮上しているのが、自民党入りと同時に国替えするプラン。新潟4区が有力視されています」(自民党本部スタッフ)
■「選挙区を出るということは、政治家を辞める時」
新潟4区は、「ゲス不倫」で辞職した宮崎謙介・元衆院議員の妻で、二階派の会員だった金子恵美・元衆院議員の選挙区だ。前回衆院選では無所属で出馬した菊田真紀子衆院議員に大差で敗れ、比例復活もかなわずに落選した。