伊藤博敏
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伊藤博敏ジャーナリスト

これも日本との力の差…とうとう中国企業となった大塚家具

公開日: 更新日:

 日本と中国の力の差を実感させる記者会見が4日、東京の日本外国特派員協会で開かれる。登壇するのは、経営再建中の大塚久美子・大塚家具社長(51)と、中国と日本の国境をまたぐネット通販を手掛ける陳海波・ハイラインズ社長(45)。苦境の大塚家具を支えたのは、中国人ネットワークだった。

 久美子社長は、父・勝久前会長との壮絶な経営権争いを制し、「家具や姫」と呼ばれた4年前が絶頂だった。だが、そこからは経営悪化が続き、18年12月期決算は、当期損失が32億4000万円で3期連続の赤字。15年末には109億円あった現預金が底をつき、資本注入が急務だった。

 久美子社長の“婿探し”は昨夏から活発に行われたが、結局、国内企業は尻込み。そこに目を付けたのが、「日本ブランドの高級家具」を扱いたいと考えた中国の家具販売大手・居然之家(イージーホーム)である。中国本土に223店舗を運営する、売上高が1兆円の大企業。昨年12月には、資本業務提携を発表し、「再生」への足取りを確かなものにする予定だった。だが、汪林朋・董事長も個人で出資するというスキームは、今秋、上海での上場を控えたイージーホームに懸念が生ずるということで、業務提携にとどまった。

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