井上久男
著者のコラム一覧
井上久男ジャーナリスト

1964年生まれ。九州大卒業後、大手電機メーカーを経て92年に朝日新聞社入社。支局勤務を経て95年から経済部記者としてトヨタ自動車や日産自動車、パナソニックなどを担当。04年朝日新聞を退社しフリーに。文藝春秋、東洋経済新報社、ダイヤモンド社など数多く媒体で記事を執筆している。

経営統合を諦めていないルノーは日産の自滅を待っている

公開日: 更新日:

 4月8日の臨時株主総会で日産自動車前会長のカルロス・ゴーン氏は取締役を解任されたことで日産自動車にとっては「ただの人」になった。ゴーン氏が経営に与える影響は全くないだろう。これから日産にとって大きな課題となるのは、ルノーとの関係をどうするかだ。

 今年3月12日、日産の西川広人社長、三菱自動車の益子修会長、ルノーのスナール会長、ボロレ最高経営責任者(CEO)がそろって記者会見し、「アライアンス・オペレーティング・ボード」を設立すると発表。これがゴーン氏なき後の3社連合の最高意思決定機関となる。

 会見では西川氏もスナール氏もこの組織の運営方針について「コンセンサス(合意)ベース」と述べ、ゴーン氏のように「独裁」ではなく、話し合いで物事を進めていく考えを強調した。

 この時に、スナール氏が日産の会長職にはこだわらず、会長職に代わって「取締役会議長」ではなく「副議長」に就く人事案を示した。形だけの取締役で権力はないポストだ。ルノーは会長職にこだわり、それを拒否していた日産との間には溝があったが、ルノーが譲歩した形での人事と言える。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「一軒家」逆転で…「イッテQ!」に意外なリストラ候補が

  2. 2

    国分太一「ビビット」降板…TOKIOに囁かれる“空中分解説”

  3. 3

    大混戦必至の参院東京選挙区 有力美人候補4人は全員当選か

  4. 4

    ソフトBがメジャー1巡目指名19歳獲り 米有望株なぜ日本へ

  5. 5

    新天皇にもやるのか トランプ“ポンポン握手”に外務省恐々

  6. 6

    “マクロ経済スライド”で40代、50代の年金は今後どうなる

  7. 7

    理由は子どもだけか 磯野貴理子“2度目離婚”芸能記者の見方

  8. 8

    いまさら聞けない年金受給 59歳から始める満額もらう準備

  9. 9

    白血病新薬にケチ…命を費用対効果で語る麻生氏に批判殺到

  10. 10

    「嫌いな女」10位に広瀬すず “炎上発言”とゴリ押しアダか

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る