孫崎享
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孫崎享外交評論家

1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。

対日攻勢強めるトランプ大統領に“おもてなし”は通用しない

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 つまり、日米首脳会談では①農業・牛肉で合意がされた②その発表を選挙後に行うということ――である。

 発表を選挙後に行う意味合いは明確である。自民党は農村票に依存している。選挙前に農業・牛肉で米国に譲歩したことが明確になれば、票を失う可能性が高い。

 NYタイムズ紙も〈トランプ氏と安倍首相の『揺るぎない絆』は、東京で割れ目を示す〉と報じた。トランプ氏の最優先課題は〈2020年の大統領選挙でいかに勝利するか〉である。政治状況を見れば、日本側に今後、厳しい要求を突き付けてくることは明白である。

 アメリカ大統領選挙は、最も多く支持を獲得した候補者が勝利するが、人口などに応じて各州ごとに選挙人の数が割り振られており、大半の州では、1位になった候補者がその州の選挙人を総取りする。選挙人は計538人で、過半数の270以上を得た候補が大統領に当選することになる。

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