仏大統領「パリ協定言及なければG20首脳宣言署名しない」

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 パリ協定への言及がなければ、首脳宣言に署名しない――。マクロン仏大統領は26日、東京都内のフランス大使館でスピーチ。大阪G20サミット首脳宣言について、地球温暖化対策の国際ルールを定めた「パリ協定」に触れない場合は宣言に賛成せず、署名も行わない可能性を表明した。同日の安倍首相との会談後の記者会見でも、同様の意向を示した。

 マクロン大統領は「もし各国首脳が環境問題について野心的に前進できないなら、集まる意味もないことになる」とし、パリ協定からの離脱を宣言した米トランプ政権やホスト役の安倍首相を牽制した格好だ。

 また、仏大統領府当局者は、昨年の首脳宣言に盛り込まれた「署名国はパリ協定が不可逆的であることを再確認し、完全な実施を約束する」との内容より後退することは受け入れられないと説明した。

 しかし、今回の首脳宣言の原案に地球温暖化の問題や脱炭素化に関する文言は含まれておらず、英紙フィナンシャル・タイムズは「宣言案でパリ協定が軽視されている」と指摘した上で、日米貿易交渉を控えた安倍政権が「米国の圧力に屈した」としている。

 前門のトランプに後門のマクロン大統領。初のG20サミット議長国として“外交のアベ”をアピールしようともくろんでいる安倍首相は、トランプとの板挟みに真っ青だろう。世界中に赤っ恥をさらす結果になりそうだ。

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