落語家・立川談四楼さん「今の自民党はカルトに近い」

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落語はもともと庶民のガス抜きであり反権力

 ――師匠の談志さんも「黙っていたら世間は知らない。発信しないといけないし、生半可な発信ではダメだ」という姿勢でしたが、今の芸能界で政権批判の声は少数です。

 落語はもともと庶民のガス抜きであり、反権力です。お殿様や侍を揶揄し、いじり倒している噺はたくさん残っていますからね。もっとも江戸時代の初期のころは、やり過ぎて島流しになった人もいますが。別にデマやデッチアゲを言っているわけじゃない。若手からも「師匠、そんなこと言っていいんですか」と聞かれますが、私は「いいに決まっている」「むしろ仕事だ」と答えています。戦時中、戦意高揚のための国策落語がありました。隣の若旦那が出征する噺とか。しかし、落語には一番合わないんですよ。戦争よりもバクチやオンナの方がいいというのが落語の世界ですから。将来、今以上に独裁政権化が進んで、再び「国策落語」の時代に逆戻りなんて冗談じゃありません。

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