橋下徹“親の子殺し”容認「異常・危険分子」は一体どちらか
厚生労働省の発表(8月1日)によると、親の虐待により死亡した子供は平成29年度で65人(心中の13人含む)に上るという。千葉県野田市の小学4年生が、両親から虐待を受けて死亡した事件は社会に大きな衝撃を与えたが、背景には歪んだ形の「ものわかりのよさ」があるのではないか?
事件の実態が明るみに出る前に「親も追い詰められていただろうし、殺された子供にも非があるはずだ」と妄想を膨らませてしまう。
6月には引きこもりの長男を殺害した元農林水産事務次官の父親もいた。長男は普段から家族に暴言を吐いており、自宅に隣接する小学校の運動会について「うるさい」と言い、不機嫌になっていたという。父親は、川崎市で小学生ら20人が殺傷された事件を思い出し、「子供に危害を加えてはいけないから殺した」と供述した。
これに飛びついたのが大阪維新の会法律顧問の橋下徹だ。