横浜・奥村頼人は進化を続ける「二刀流」 投げてはMAX146キロ、打っては県準決・決勝で3本塁打

公開日: 更新日:

奥村頼人(横浜/神奈川 投手・左投げ左打ち)

 今秋ドラフトの目玉ともっぱらである。

 投げてはMAX146キロの直球に加え、本人いわく「細かく言えば10種類くらいある」チェンジアップをはじめとする変化球を駆使する左腕。打っては巧みなバットコントロールで安打を量産する左打者。投打の二刀流としてプロの注目を集め、今夏初登板となった7月18日の相模原城山戦には実に9球団のスカウトが集まった。

「投手としてはすでにドラフト上位クラス。制球も良く、内外角にきちんと投げ分けられるのもポイントが高い。剛腕タイプではなく、頭を使って抑えるクレバーな投手。現時点では、投手としての評価の方が高いでしょう。打撃はこれまで公式戦0本塁打とパワーが不安だったものの、『甲子園本戦並みかそれ以上』と言われる激戦区の神奈川大会準決勝と決勝戦で3本塁打。勝負強い打撃にパワーも加わり、複数球団が1位で競合しても不思議ではありません」(セ球団スカウト)

 4月に行われたU18日本代表候補の強化合宿では、他校のライバルたちと交流し、「引き出しが増えた」とニンマリ。二刀流でのプロ入りもありそうだ。

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