“最強”台風15号が首都圏直撃 交通網大混乱でダイヤ乱れる
強い台風15号が9日午前5時前に千葉市付近に上陸し、その影響が首都圏を直撃している。上陸直後の中心気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル。関東に上陸した台風としては統計開始以来、最強クラスとなった。千葉市や千葉県館山市などで20人以上、横浜市でも2人のけが人が出た。午後1時現在、千葉、神奈川、茨城、静岡、東京、埼玉、栃木で計約82万戸が停電している。
交通網も混乱。JR東日本が山手線や東海道線、総武線など全ての在来線で始発から運転を見合わせ、通勤・通学客の足に大きな影響が出た。山手線は午前10時15分に運転を再開した。JR東海は東海道新幹線について、強風や飛来物の撤去作業の影響で、東京―小田原間の上下線の運転を一時見合わせたが、午前7時40分に全線で運転を再開。私鉄では、東急電鉄が始発から全線で運転を見合わせた。東京メトロは東西線や有楽町線の一部区間で始発から運転を見合わせており、ダイヤが乱れている。