SLBMが搭載可能 北朝鮮が「新型潜水艦」進水準備を本格化
北朝鮮が弾道ミサイル(SLBM)の搭載が可能な新型潜水艦の進水に向けた準備を本格化させている可能性が明らかになった。NHKが、20日のニュースで報じた。
北朝鮮の核問題を研究する米ミドルベリー国際大学院と衛星を運用するプラネット社が、北朝鮮東部の新浦にある造船所の最新の衛星写真を分析したところ、今月3日の写真には、岸壁に少なくとも13の柱のようなものが立てられ、複数の車両などが活動している様子が写っていた。
ところが、同19日の写真では、岸壁の大部分とそれに接する海を覆い隠す約100メートルの長さの建物が確認されたという。
建物の長さは北朝鮮の従来の潜水艦より大幅に長く、専門家は新型潜水艦の進水に向けて準備を本格化させている可能性があるとしている。
ミドルベリー国際大学院のシュマーラー上級研究員はNHKの取材に対し、「(建物の完成で)北朝鮮は監視されずに新型潜水艦の整備や改造を行えるようになる。SLBMの計画もさらに推し進めていくだろう」と話した。