英語民間試験延期 萩生田文科相「身の丈」発言が決定打に

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 最大の被害者は受験生なのは間違いない。政府が2020年度から始まる「大学入学共通テスト」の柱と位置付けていた英語の民間試験の活用を見送ることを決め、萩生田文科相が1日午前、正式表明した。

 文科省は17年5月に英語の民間試験活用を含む「大学入学共通テスト」の実施方針案を公表。ベネッセ(GTEC)や日本英語検定協会(英検)など6つの事業者による試験実施を予定していた。

 すでに国公私立大と短大の約6割が試験活用を表明し、ベネッセも10月31日、GTECの実施会場として全都道府県の161地区を試験会場とする計画を発表。1日から20年度の受験に必要な共通IDの手続きが始まる見込みだった。その一方で、大学側から難易度の異なる試験を合否判定に使うことに対する批判や指摘が相次ぎ、全国高校長協会も9月に制度設計見直しの要望書を文科省に提出。

 さらに萩生田氏が先月下旬のBSフジの番組で「身の丈に合わせて勝負してもらえれば」などと発言したことから、謝罪と撤回を求める声が続出。英語民間試験活用の実施延期を求める声が強まっていた。

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