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保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

ビクトリア女王にとって日本は極東の小国に過ぎなかった

公開日: 更新日:
岩倉らがビクトリア英女王(写真)に謁見するまで4カ月近くかかった(C)World History Archive/ニューズコム/共同通信イメージズ

 岩倉使節団の本隊はイギリスに4カ月近く滞在した。滞在期間が延びたのはイギリスに見聞する価値のある施設やシステムが多数存在したからでもあったが、一番の理由はビクトリア女王が夏の休暇を取っていて日程の折り合いがつかなかったからだ。その間、岩倉具視たちはイギリスのあらゆる建物、産業の… 

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