逮捕から1年…ゴーン被告につきまとう“謎のバイク”の正体
日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告の逮捕から19日で1年になるのを前に、弁護団の弘中惇一郎弁護士らが11日、外国特派員協会で会見を開いた。
弘中氏は「検察の手元にある証拠で、犯行を立証するものはひとつもない」と東京地検を痛烈に批判。「無罪を確信している」と改めて強調した。
ゴーン被告はほぼ毎日、弘中氏の事務所に来て、許される範囲でパソコンを使ったり、裁判記録を読んで過ごしているが、会見で弘中氏は「精神的に不愉快」な問題を明かした。
「つきまとっているオートバイがいる。ゴーンさんが家を出ると同時に、ずーっとつきまとってくる。対策を現在、考慮中です。直接誰がやっているかは分かっていますが、背後に誰がということはまだ突き詰めていない。メディアではありません」
誰がゴーン被告につきまとっているのか――。7日付の英紙「フィナンシャル・タイムズ」(電子版)にヒントがあった。