香港区議選は民主派圧勝 投票率過去最高で3分の2議席超え
香港で24日投票が行われた区議会(地方議会)選挙は25日、開票作業が進み、民主派が全議席の3分の2にあたる300議席を超え、圧勝した。地元メディアが報じた。
4年に1度の香港区議会議員選挙は、18区議会計452議席を選ぶもの。市民による直接投票のため、香港では最も民意を反映しやすい選挙とされている。
今回は、逃亡犯条例改正案に端を発した6月の大規模デモ以降、初の全土的な選挙。民主派の躍進は、警察の「暴力」追及や普通選挙実施を掲げて抗議を続けてきた民主派やデモ隊の活動が、改めて市民の支持を得たことを示した。
投票率は前回(2015年)の47%をはるかに上回る71%。1997年の中国への返還後に実施された立法会選、区議選のいずれの記録も更新し、過去最高となった。