ゴーン逃亡劇は日本側の凡ミスの連鎖…国外脱出の内幕
会社法違反(特別背任)などの罪で起訴され、保釈中だった元日産自動車会長カルロス・ゴーン被告(65)がレバノンに逃亡していたという衝撃的なニュースが流れてから、1週間が経った。
これまでの報道を総合すると、ゴーン被告の逃亡は計画な緻密に基づいたというより、逃げようと思えば簡単に逃げられた日本側のずさんな監視体制が見えてくる。
日本国内でゴーン被告の姿が最後に確認されたのは、19年12月29日の昼過ぎのこと。ひとりで港区の自宅から外出する姿が玄関付近の防犯カメラに写っていたが、それを最後に自宅に戻ってくることはなかったという。
「ゴーンさんが時折、散歩している姿を見かけましたが、お嬢さんとか身の回りの世話をされている方など常に誰かと一緒でした。ひとりで歩いている姿を見たことはありません。それ以外だと、外出時は大抵、いつも同じ運転手付きの黒いミニバンが迎えに来ていましたね」(近所の住民)