佐賀・玄海町長が謝罪 敦賀市の建設会社から100万円受領で
九州電力玄海原発が立地する佐賀県玄海町の脇山伸太郎町長が福井県敦賀市の建設会社から当選祝いとして現金約100万円を受け取っていた問題で、脇山町長は23日、記者会見し「ご迷惑をかけたことを深く反省し、おわびしたい」と謝罪した。
同町長によると、仲介した男性とは町長就任後の2018年12月ごろ知り合い、地元開発プロジェクトの紹介などを受けていた。だが、関西電力幹部らの金品受領問題発覚後、19年12月中旬に現金をこの男性に託して建設会社側に返却。同月下旬に、この男性は死亡したという。
同町長は建設会社に関して「町の業者として扱ったことはなく、九州電力との間を取り持ったことも全くない」と便宜を否定した。
一方、建設会社側によると、玄海原発の工事を請け負った経験もあるが、近年はないという。