466億円かけたアベノマスク 厚労省がメーカーヒタ隠しの怪
17日から各家庭に2枚ずつ“アベノマスク”の配布が始まった。非難ごうごうのニュースをそらすためか、安倍首相は16日、一律10万円給付に加え、緊急事態宣言の全国拡大と“ちゃぶ台返し”を連発。肝いり策の悪評を封じたい思惑は、厚労省の不自然な対応からもうかがい知れる。厚労省は、なぜか発注先や製造元について口を閉ざすのだ。
厚労省は〈布マスクの全戸配布に関するQ&A〉なる専用サイトを開設したものの、製品情報はどこにも記載がない。どこのメーカーなのか、どんな製品が家庭に届くのか。同省のマスク等物資対策班に聞いた。
――(アベノマスクは)どのメーカーに発注したのか。
「公表していないので、現時点ではお答えできません」
――何社かということも答えられない?
「具体的にはお答えできませんが、複数メーカーに頼んでいます」
――国内外のメーカー?