保阪正康
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保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

浜口雄幸暗殺 銃弾は腸内を突き抜けて臀部で止まった

公開日: 更新日:
郡山の有志から贈られた自身の彫像の横でポーズを取る浜口雄幸首相。作者は帝展彫刻部委員の三木宗策氏(1929年12月28日、首相官邸=日本電報通信社撮影)

 原敬暗殺から9年後の昭和5(1930)年11月14日の朝、やはり同じ東京駅構内で浜口雄幸首相がテロリストの銃弾に倒れた。現役の首相暗殺という行為は、昭和の進む道を予見させることにもなった。近代日本は暴力によって動くとの公式を生み出したかのようであった。

 この日、浜口は午…

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