トランプ家「内部分裂」徹底抗戦か秘策か、誰が鈴つける?

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「間違いなく私の勝利だ!」――。大統領選の敗北が確実となっても、ツイッターで「勝ち名乗り」を上げているトランプ大統領。ところが、米CNNによると、身内から敗北を受け入れるように説得されたという。当選確実のバイデン前副大統領が粛々と政権移行の動きを本格化させる中、トランプの“悪あがき”はいつまで続くのか。

  ◇  ◇  ◇

 トランプは法廷闘争に持ち込もうとしているが、米CNNはメラニア夫人や娘婿のクシュナー上級顧問がトランプに敗北を認めるように助言したと報道。ABCテレビも「威厳を保つ形で敗北を認める方法についてメラニア夫人らが議論している」と報じた。

 トランプ陣営の幹部は「説得」報道を否定。トランプの長男ドナルド・ジュニア氏や次男エリック氏は敗北受け入れ拒否を主張し、徹底抗戦する構えだ。トランプ陣営も選挙結果に抗議する集会を計画しているという。

 トランプファミリーは「敗北受け入れ派」と「徹底抗戦派」に分裂している可能性がある。一枚岩ではない証拠に、メラニア夫人が離婚を検討しているとの報道まで飛び出している。英タブロイド紙「デーリー・メール」は元補佐官の証言として、「トランプ夫妻はホワイトハウスで寝室を別々にしていた」「メラニア夫人は彼(トランプ)が大統領職を解かれ、離婚できるタイミングを待ちわびていた」などと紹介。2人の関係は実質的に「契約」だったと暴露した。

 家族がモメているのは、トランプの「破産」と「訴追」が現実味を帯びてきているからだ。金欠のトランプ陣営はあろうことか、法廷闘争のために集めた献金の半分を選挙費用の借金返済に充てようとしている始末。トランプ個人も多額の借金を抱えている。トランプが大統領を辞めたら、長男や次男は路頭に迷う恐れも捨てきれない。

 一方、長女のイバンカ補佐官はリアリティーショーへの出演や暴露本の執筆依頼が来ているとウワサされる。かつては自分の名前を冠したファッションブランドを運営していたこともある。

 離婚を考えサッサと辞めて欲しい夫人と、「不正選挙」の喧伝に忙しい息子たち――。トランプに“鈴をつける”のは一体、誰なのか。

「誰が敗北を受け入れるよう説得するか、イバンカさんに白羽の矢が立てられているようです。しかし、自身のツイッターで〈合法的に投じられた票はすべて数えるべきだ〉〈違法に投じられた票は数えるべきではない〉などと発信しているので、説得する気はないのかもしれません」(米政界事情通)

訴追逃れる「ウルトラC」

 トランプが敗北によって恐れているのは、訴追される可能性だ。それを回避する「ウルトラC」の秘策があるという。国際ジャーナリストの春名幹男氏がこう言う。

「トランプ氏としては、大統領を辞めても訴追されない免責特権を得たい。バイデン氏が正式に大統領になる前に辞任すれば、ペンス副大統領が大統領に昇格します。そこで、ペンス氏からトランプ氏に免責を与える。そうすれば、トランプ氏が訴追される可能性は低くなるでしょう」

 秘策に打って出るのか説得に耳を傾けるのか。いずれにしても、トランプの悪あがきに振り回される米国民が気の毒だ。 

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