立岩陽一郎
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立岩陽一郎ジャーナリスト

ジャーナリスト、1967年生まれ。91年、一橋大学卒業後、NHK入局。テヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクなどを経て2016年12月に退職。現在は調査報道を専門とする認定NPO運営「INFACT」編集長。アメリカン大学(米ワシントンDC)フェロー。毎日放送「ちちんぷいぷい」レギュラー。

NHKに政府、政権からの独立を求めるのはムリな話なのか

公開日: 更新日:

「まずは菅総理大臣とバイデン氏の個人的な信頼関係の構築を目指し、適切な時期に首脳会談を実現できるよう調整を進める方針です」

 11月9日の朝、NHKは官邸の「方針」をこう伝えた。前夜にアメリカから帰国して最初に見た日本のニュースだっただけに、政府の稚拙な「方針」とそれを当然のように報じる公共放送に強い失望感を禁じえなかった。この「方針」の前提には、安倍前総理とトランプ大統領の「個人的な信頼関係」が日本にとって良い結果をもたらしたという前提がある。しかし、この前提は根拠が薄弱だ。主要国の首脳の中で安倍氏ほどトランプ大統領に尽くした首脳はいないが、その結果、日本がアメリカから何かを得たという事実を探すのは困難だ。むしろ逆だろう。トランプ大統領が売り先を探していたF35戦闘機を大量に買わされている。また、日本政府が期待した鉄鋼関税の対象から外されることもなかった。拉致問題が進展したという事実もない。

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