著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

政治や軍事の中枢からも東條英機“暗殺計画”が持ち上がった

公開日: 更新日:
米第21爆撃軍団の戦略爆撃機B29の爆撃で黒煙を上げる神戸港の海軍基地=1945年6月、米陸軍航空隊撮影(ACME)

 石原莞爾の東條批判はつまるところ、指導者の条件を満たしているわけではないという点に尽きた。石原は現役の軍人でありながら、東亜連盟という組織をつくり、日本と中国が中心になってのアジア建設をうたっていた。軍外での講演では他の誰にも負けないほどの人気があった。石原はユーモアを交えて話… 

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