暴力団検挙が初の1万人割れ 構成員も過去最少で進む高齢化、潜在化の懸念も

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 昨年1年間に警察が検挙した暴力団員と準構成員らが前年比1832人減の9903人で、初めて1万人を下回ったことが23日、警察庁のまとめで分かった。暴力団勢力自体が縮小傾向にあり、母数が減ったことが要因の一つとみられる。

 昨年末時点の暴力団勢力は過去最少の約2万2400人と、18年連続で減少した。平均年齢は54.2歳で10年前より6.8歳上がり、高齢化が進む。20代以下は全体の6%に満たない。

 一方、潜在化の懸念もある。同庁が「準暴力団」と定義し、「半グレ」と呼ばれる犯罪グループの活動が近年活発化。同庁は人数やグループの勢力を公表していない。暴力団のようにピラミッド型の組織ではなく、事件ごとにメンバーが離合集散して、実態把握が難しいという。

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