「安倍派5人衆」の離党処分阻止へ遮二無二…森喜朗氏が麻生太郎・自民副総裁に直談判か

公開日: 更新日:

■安倍派5人衆が離党なら森元首相の影響力は一気に低下

 しかし、はたして麻生氏が安倍派5人衆の“救済”に積極的に動くのかどうか。5人衆が離党処分となっても、麻生氏はほとんど困らないからだ。むしろ、幹部を失った安倍派が「馬糞の川流れ」のようにバラバラになった方が好都合ということもある。

「いままで森元首相が永田町で影響力を維持してこられたのは、党内最大派閥の安倍派(98人)を抑えてきたからです。岸田首相も森元首相を頼ってきた。しかし、安倍派5人衆が離党処分となったら森元首相の影響力は一気に低下してしまうでしょう。だから、5人衆の離党だけは避けたいはずです。たとえ、いったん派閥が解散しても、5人衆さえ残っていれば、いずれ派閥を復活させられますが、全員、自民党から追放となったら、派閥の復活は難しくなりますからね」(政界関係者)

 自民党内では、安倍派5人衆は「役職停止」といった軽い処分で済ませ、安倍派の座長だった塩谷立氏を「離党」させるというプランが急浮上している。しかし、5人衆が党に残り、森元首相も影響力を維持ーーという結論に国民は納得しないのではないか。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    浜田省吾が吉田拓郎のバックバンド時代にやらかしたシンバル転倒事件

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    「いま本当にすごい子役」2位 小林麻央×市川団十郎白猿の愛娘・堀越麗禾“本格女優”のポテンシャル

  1. 6

    幼稚舎ではなく中等部から慶応に入った芦田愛菜の賢すぎる選択…「マルモ」で多忙だった小学生時代

  2. 7

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  5. 10

    フジテレビ系「不思議体験ファイル」で7月5日大災難説“あおり過ぎ”で視聴者から苦情殺到