田中角栄の政治的生命は、ロッキード事件による逮捕でも表面的にはゆるがなかった。田中の派閥はむしろ増えることにもなり、その政治力は昭和史の中でも稀有なほどの強さを見せた。田中は、自らの刑期を重くさせないために、あるいは法務大臣に自らの息がかかった者を座らせて、司法に圧力をかけよう… 
                
                                                    
                                
                                                        
                                                    
                                
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