世論調査での人気は高いのに…石破茂氏が自民党総裁選で負け続けている本当の理由
■正しいことをやる政治家は自民党では支持されない?
これに対し、SNS上では早速、《正しいことをやる政治家は自民党では支持されないという驚き》《国家、国民のために理想を追うのが政治家。しかし、自民では違うということだな》といった声が飛び交っていたが、改めて過去の総裁選を振り返ると、石破氏の発言は自民党の国会議員からことごとく総スカンを食らっている。
故・安倍晋三元首相が3選を目指して臨んだ2018年の総裁選では、石破氏は「正直で公正、謙虚で丁寧」という極めて当たり前のキャッチフレーに掲げていたが、これが森友、加計問題で批判が殺到していた安倍氏に対する「あてこすり」といった皮肉交じりの声が上がり、苦杯をなめる結果に。
今回も、派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件を念頭に、「ルールを守る政治、ルールを守る党を確立する」と、これまた真っ当な発言をしたのだが、旧安倍派議員らはカンカンになっているといい、ネット上ではこんな意見が出ている。
《ルールを守らない。黒を白に覆せる人がボスにふさわしいという自民党。反社だな(笑)》