麻生太郎「3頭体制」崩壊でいきなり窮地…自民党総裁選でキングメーカーとしても機能せず

公開日: 更新日:

 岸田-麻生-茂木の「3頭体制」と称された岸田政権。しかし、岸田首相の退陣表明をきっかけに「3頭体制」は崩壊。「3頭体制」が崩壊したことで、岸田の後見人として得意の絶頂だった麻生副総裁が、いきなり窮地に立たされているという。

 麻生が力を持っていたのは、岸田の後見人だったことと、菅義偉前首相と並ぶ「キングメーカー」だとみられていたことだ。ところが岸田退陣が決定すると、現職総理の後見人としての立場を失うのはもちろん、キングメーカーとしても機能しないことが分かってしまった。

「麻生さんにはキングメーカーとして3枚のカードがあった。1枚目は岸田首相ですが、退陣が決まった。2枚目は茂木幹事長でしたが、新総裁に選ばれる可能性はほぼなくカードにならない。そして3枚目が河野太郎です。1枚目と2枚目が使えず、9月27日の総裁選では、最後のカード、河野太郎を擁立する予定です。でも、河野太郎が新総裁に選出される可能性も低く、このままでは麻生さんは非主流派に転落しかねない。キングメーカーとしての実力がバレてしまった格好です」(政界関係者)

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  2. 2

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 3

    箱根駅伝は「勝者のノウハウ」のある我々が勝つ!出雲の7位から良い流れが作れています

  4. 4

    女子プロレス転向フワちゃんいきなり正念場か…関係者が懸念するタレント時代からの“負の行状”

  5. 5

    高市首相「午前3時出勤」は日米“大はしゃぎ”会談の自業自得…維新吉村代表「野党の質問通告遅い」はフェイク

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  3. 8

    学歴詐称問題の伊東市長より“東洋大生らしい”フワちゃんの意外な一面…ちゃんと卒業、3カ国語ペラペラ

  4. 9

    村上宗隆、岡本和真、今井達也のお値段は?米スカウト&専門家が下すガチ評価

  5. 10

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方