自民党はいつ「石破降ろし」に動くのか? キーマンは麻生太郎、国民民主にもパイプあり

公開日: 更新日:

 その時「石破降ろし」のキーマンとなるのが、石破を毛嫌いしている麻生太郎最高顧問だ。

 衆院で59人という最大勢力を誇っていた旧安倍派は、20人にまで激減してしまったが、麻生派は40人から31人に減りはしたが最大勢力となり、旧茂木派も32人→27人と傷が小さい。これまで二人三脚でやってきた麻生最高顧問-茂木前幹事長の2人がタッグを組んで動けば、それなりの固まりとなるという。

■「連合」芳野会長とは酒を酌み交わす仲

 麻生の強みは、国政のキャスチングボートを握った国民民主党とパイプがあることだ。加えて、国民民主の支援組織である労組「連合」の芳野友子会長とは、酒を酌み交わす仲だ。

「少数与党に転落した自公政権は、予算にしろ、法案にしろ、成立させるためには野党の賛成を取りつける必要があります。カギになるのが、国民民主党です。国民民主党が『イエス』と賛成してくれれば政権運営は安定し、逆に『ノー』と反対されると石破政権は行きづまる恐れが強い。もし、国民民主党にパイプがある麻生さんが裏から手を回したら、どうなるのか……」(政界関係者)

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の三振激減がドジャース打者陣の意識も変える…史上初ワールドシリーズ連覇の好材料に

  2. 2

    国民民主党から問題議員が続出する根源…かつての維新をしのぐ“不祥事のデパート”に

  3. 3

    党勢拡大の参政党「スタッフ募集」に高い壁…供給源のはずの自民落選議員秘書も「やりたくない」と避けるワケ

  4. 4

    「ロケ中、お尻ナデナデは当たり前」…「アメトーーク!」の過去回で明かされたセクハラの現場

  5. 5

    注目の投手3人…健大高崎158km石垣、山梨学院194cm菰田陽生、沖縄尚学・末吉良丞の“ガチ評価”は?

  1. 6

    夏の甲子園V候補はなぜ早々と散ったのか...1年通じた過密日程 識者は「春季大会廃止」に言及

  2. 7

    コカ・コーラ自販機事業に立ちはだかる前途多難…巨額減損処理で赤字転落

  3. 8

    巨人・坂本勇人に迫る「引退」の足音…“外様”の田中将大は起死回生、来季へ延命か

  4. 9

    高市早苗氏の“戦意”を打ち砕く…多くの国民からの「石破辞めるな」と自民党内にそびえる「3つの壁」

  5. 10

    「U18代表に選ぶべきか、否か」…甲子園大会の裏で最後までモメた“あの投手”の処遇