“壊し屋”前原誠司は次は維新を分裂させる…吉村洋文新代表は彼の異名を知らないのか?

公開日: 更新日:

 先の衆院選で議席を大きく減らした“日本維新の会”が2日、吉村洋文大阪府知事(49)新代表の下、新たなスタートを切った。

 だが、その先行きは明るくない。

「馬場(伸幸前代表)さんの意向もあったんやと思いますが、センスなさ過ぎやわ。見てみ、分裂しよるで」

 2日発足の新執行部の顔ぶれを見て、こう憤るのは“大阪維新の会”創設メンバーのひとり。吉村代表の指名で共同代表に選出された前原誠司(62)を指してのことだ。

「吉村は野党第1党を目指さないと言い、大阪維新の原点回帰を訴え、大阪都構想の3度目の住民投票実施に意欲を見せています。一方の前原は政権与党を目指す政界再編論者ですし、連立政権入りが視野にあった前代表の馬場(伸幸)さんの路線に近い。来夏の参院選の結果次第では大阪維新の天敵ともいえる自民党立憲民主党との合流も選択肢にあるとみています。いずれ衝突は避けられないでしょうね」とは同党の衆院議員秘書。

 前原の“過去”については、多くを語る必要はなかろう。2017年、“希望の党”合流騒動で民進党を分裂、消滅させた“壊し屋”である。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」