都議選に向け雪崩現象…自民から相次ぐ“脱党者”→党勢好調な国民民主党に流出の無節操

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 一方、広田氏は町田市選出の元自民都議の事務所で「インターンをやっていた時期がある」(市政関係者)。22年の町田市議選に無所属で出馬し落選。地元自民関係者は「いつの間に国民民主に近づいたのか……」と、驚きを隠さない。

 自民は裏金事件などの逆風で全42選挙区のうち4割近くで公認候補が決まらず“泥舟”状態。3人とも当選が望めないから、イケイケの国民民主に乗り換えたとみられているのだ。自民都連関係者はこう言う。

「都議会自民でも不記載が発覚したから、ウチの看板では勝てないと思うのは当然だろう。ただ、あまりに節操がない。バッジをつけたいだけの連中と受け止められても仕方がないんじゃないか」

 受け入れる側の国民民主もどうかしている。

「党の公募では1000人超が集まり、面接や身体検査などに手が回りきらない。だから、自民系でもいいから“経験者”を選んだのだろう。3人とも地元の選挙に出たことがあり、名前が浸透していることもプラス材料だったはず。まあ、今の勢いがいつまで続くか分かりませんけどね」(国民民主関係者)

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