石破自民の「消費税減税」決断観測にザワつく野党…“客寄せパンダ”小泉進次郎氏が言及し参院選戦略ぐらり

公開日: 更新日:

立憲はが消費税「減税派」と「慎重派」で真っ二つ

 特に、尻に火がついているのが立憲だ。党内が消費税の「減税派」と「慎重派」で割れている。22日、税制調査会などの合同会議を開いて意見集約を図り、ゴールデンウイーク前までに党としての方針を打ち出す予定だ。減税派の立憲議員が言う。

「参院選で改選となる議員にとっては、この連休が重要なスタートダッシュ。ビラやポスターに『消費税減税』と書き込んで訴えないと、有権者にソッポを向かれかねません。皆、地元で『おたくは減税するのしないの?』と聞かれ、答えに窮している状況ですから、急ぐべきです」

 一方、慎重派の立憲議員はこう話す。

「減税派が訴えているのは『時限的な消費税減税』で、必要財源は限定的ではある。ただ、党内議論がいささか拙速です。恐らく、このまま押し切られるでしょうが、ロクに財源も示さずに減税を訴えれば、『ポピュリズム』と批判されるリスクもあるのではないか」

 進次郎氏のように「トランプを見習え」と言うつもりはないが、モタモタして石破自民に先を越されたら目も当てられない。

  ◇  ◇  ◇

 消費税減税をめぐる立憲民主党内の亀裂が深刻化。このまま参院選に突入すれば、立憲民主党は壊滅的ダメージを受ける可能性も。そこに国民民主党が目を付けて…。●関連記事【もっと読む】『枝野発言で火がつき一気に現実味…立憲民主党と国民民主党が参院選で共闘か』で詳報している。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省は「品質管理徹底」と言うが…新たに放出の備蓄米「古古米」「古古古米」はおいしいのか?

  2. 2

    松山千春だけじゃない“黒い交際”が切れない芸能人たち…組長の誕生日会やゴルフコンペに堂々参加の過去

  3. 3

    中居正広氏だけが破った「SMAPの掟」…元女性アナへの“性加害”認定の泥仕合を招いたものとは

  4. 4

    回復しない日本人の海外旅行…出入国数はGWもふるわず、コロナ禍前の半分に

  5. 5

    広島新井監督がブチギレた阪神藤川監督の“無思慮”…視線合わせて握手も遺恨は消えず

  1. 6

    田中圭にくすぶり続ける「離婚危機」の噂…妻さくらの“監視下”で6月も舞台にドラマと主演が続くが

  2. 7

    「リースバック」で騙される高齢者続出の深刻…家を追い出されるケースも

  3. 8

    世界卓球男子ダブルス 64年ぶり金メダルのウラに“大魔王”引き立てた「ミスターダブルス」

  4. 9

    星野源が新作アルバム宣伝ポスターで“炎上”騒ぎ…「孤独はなくならない」発言で心配な新垣結衣との夫婦関係

  5. 10

    備蓄米狂騒で進次郎農相ハイテンションだが…早くも剥がれた「弱者イジメ」の化けの皮