自民“裏金議員”西田昌司氏が沖縄戦に許しがたいイチャモン…次期参院選に推薦した公明は真っ青
ひめゆりの塔にそういった記述は存在しないし、旧日本軍が住民を犠牲にしたのは紛れもない事実。地元紙の琉球新報と沖縄タイムスは社説で〈西田氏発言 沖縄戦証言、研究愚弄した〉〈西田議員「ひめゆり」発言 学徒の証言に向き合え〉と猛批判している。
この展開に大汗をかいているのは公明だ。昨秋の衆院選は裏金非公認議員を推薦して大惨敗。にもかかわらず、「政治倫理審査会で弁明した」とかいう理由で西田氏らに推薦を出し、学会員らからブーイングを浴びせられている最中。そうでなくても、故・池田大作名誉会長の沖縄に対する思い入れは格別だった。バイブル化した池田氏の著書「人間革命」は米軍統治下の沖縄で書き始められたもので、「かたちを変えた、本土の『捨て石』であったといってよい」ともつづっていた。
「都合が悪い歴史にフタをし、平然と修正する。安倍元首相がそうだったように、周辺にもその手合いが多い。目立ちたがり屋なのも彼らの特性です。口火を切った『石破降ろし』が不発に終わり、奇をてらったのでしょう。それにしても筋が悪い。県議会には公明会派もある。この際、問題だらけの議員は叩きのめさなければいけません」(政治評論家・本澤二郎氏)