このままじゃ、無策石破と共倒れ 国民は「最悪シナリオ」に備える必要がある

公開日: 更新日:

税関交渉さえ選挙に利用する姑息で醜悪な思惑

減税する気ゼロ(森山裕幹事長)/(C)日刊ゲンダイ

 実質賃金下落は拡大の一途、コメを筆頭に物価高も青天井。それなのに庶民の悲鳴をよそに、何もやらない愚鈍政権。

 関税交渉も長期化必至で、その間、GDPはへたっていく。どうせ選挙も負けるだろうが、未曽有の混乱の中、庶民は覚悟と備えが必要だ。

  ◇  ◇  ◇

「限られた財源の中で、守っていかなければいけない人に対して厚い支援をするやり方は、本当に消費税を下げることだけなのか」

「消費税をがーんと下げることによって、国の財政どうなりますか」

「(赤字国債は)誰が返すのよって話にもなります」

 消費税減税は見送る方針だと報じられている石破首相がきのう(11日)、「日曜報道 THE PRIME」に出演してこう言っていた。例によって財源論を持ち出し、責任政党だとかカッコつけているが、結局、「減税しない」理由をもっともらしく並べてみせるだけなのだ。まずは財源を探す努力をしてみたらどうなのか。 

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