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孫崎享外交評論家

1943年、旧満州生まれ。東大法学部在学中に外務公務員上級職甲種試験(外交官採用試験)に合格。66年外務省入省。英国や米国、ソ連、イラク勤務などを経て、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大教授を歴任。93年、「日本外交 現場からの証言――握手と微笑とイエスでいいか」で山本七平賞を受賞。「日米同盟の正体」「戦後史の正体」「小説外務省―尖閣問題の正体」など著書多数。

トランプ政権の政策変更で米国は台湾を“捨てる”可能性

公開日: 更新日:
トランプ政権で米国の安全保障政策は大きく変容(エルブリッジ・コルビー米国防次官) (C)Yonhap News Agency/共同通信イメージズ

 日本の安全保障政策は今、「台湾防衛」と一体化しつつある。

 自民党最高顧問の麻生太郎元首相は2024年1月に訪米した際、会見でこう述べていた。

「(台湾海峡有事は)日本の存立危機事態だ」

 麻生氏は23年8月にも台湾で、「日本、台湾、米に戦う覚悟が求められてい… 

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【連載】日本外交と政治の正体

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