「進次郎構文」コメ担当大臣就任で早くも炸裂…農水省職員「君は改革派? 保守派?」と聞かれ困惑
22日は新旧大臣の事務引き継ぎ式があったが、メディアには引き継ぎ書を手渡す場面を撮らせただけで、それぞれの発言は公開しなかったという。
江藤前農相は、農協や農家など生産者に寄り添う典型的な農水族議員。かつて「農協解体」に手をつけようとした進次郎氏は農協の“敵”みたいなものだ。大臣が一夜にして保守派から改革派に180度変わったことも、省内を混乱させている。今月下旬に予定されていた4回目の備蓄米入札を中止し、随意契約のしくみを検討するなど、コメ農政は従来方針から一変することになった。
「きれいに舗装した道路を壊して、逆方向に新たな道路をつくるようなものですから、本当に大変です」(別の農水省関係者)
農水省は長年、自民党の農水族との“協調関係”で農政を動かしてきた。それが今のコメ高騰とコメ不足を招いているのだから、政策の失敗と言うしかないが、農水族のドンは森山幹事長だ。
大臣か族議員か、どっちを向いたらいいのか──。農水省職員らの苦悶の日々は続く。
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