自民党を待ち受ける大混乱…石破首相は“針のムシロ”のはずが、SNSでは〈#やめるな〉が急拡大

公開日: 更新日:

退陣要求は小康状態になるのか?

「石破辞めるべし」との声が日増しに高まる一方、SNS上では意外な動きも出てきた。日米関税交渉を巡って相互関税や自動車関税を15%とすることで合意したと明らかになり、直後から〈#石破やめるな〉がトレンド入り。8月の参院選総括を踏まえて退陣するとの報道もあいまって一気に拡散した。

「今の石破首相に辞める気はありません。むしろ『行けるところまで行く』つもりでしょう。執行部内で『下野すべし』との声も出ていますが、下野したところで困るのは政権を任される野党です。したがって、野党に『石破おろし』の力はない。では、このまま自民党内で『石破おろし』が続くのか。首相経験者3人との会談では、『何としても分裂は避けるべき』との認識が共有されました。つまり、各人の腹の中は別にして、総裁選をやっている場合ではないとの考えで一致したということ。報道各社の世論調査を見ても、石破首相が辞めるべきかどうかは割と拮抗しています。ゆくゆく引責辞任は免れないでしょうが、『石破おろし』はいったん、落ち着くのではないか」(自民党関係者)

 退陣要求が小康状態になるとの見方には、もうひとつ理由がある。

「外交日程です。8月1日に予定されている臨時国会召集の前に、石破首相の訪米が水面下で調整されているようです。参院選を総括する両院議員懇談会は来週28日の予定で、その直後に訪米を控える首相に『辞めろ』とは言いづらい。8月20~22日に横浜市で開かれるアフリカ開発会議(TICAD)や、戦後80年の節目を迎える8月15日の終戦の日の式典など、これから重要日程が目白押し。8月中は『石破おろし』をしようにも、露骨に動けないでしょう」(同前)

 今すぐ石破首相を引きずり降ろしたところで後釜がいないという事情もあるようだ。高市早苗前経済安保相や小泉進次郎農相の名前が挙がるが、「どちらも今の自民党内をまとめられるとは思えない」(自民地方議員)との声も。ポスト石破を巡って、自民の混乱は続きそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 自民党内にくすぶる“石破おろし”の波については、関連記事【もっと読む】などで詳しく報じている。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    自民が予算委で“高市封印シフト” 首相が答弁から逃げ回るトンデモ事態にSNSで批判殺到

  2. 2

    石川県知事選で現職の馳浩氏が展開した異様な“サナエ推し” 高市人気に丸乗りも敗北の赤っ恥

  3. 3

    高市首相に「国会軽視」の特大ブーメラン! 閉鎖ブログに審議短縮への嫌み・不満を書き連ねていた

  4. 4

    これが高市“ウソつき”首相の正体 世間はウソを望む。だから権力者はウソを利用する

  5. 5

    イラン攻撃に沈黙する高市外交の“二枚舌” 米国とイスラエルの暴挙に「法的評価は控える」の笑止

  1. 6

    【スクープ!】自民・鷲尾英一郎陣営が衆院選期間中に違法な有料動画広告を配信! 新潟県警が刑事告発状を受理

  2. 7

    裏金事件で解消した自民党が“派閥復活”の無反省…まさかの「萩生田派」「武田派」結成の兆し

  3. 8

    二階俊博ジュニア伸康氏はどこへ行く…国政での2度惨敗に懲りず今度は和歌山市長選に?

  4. 9

    懲りない維新は気づけば大政翼賛化 ドサクサ紛れに議員定数「比例区のみ」削減法案検討へ

  5. 10

    高市首相パワハラ国会の一部始終 赤沢経産相に「ワタクシに恥をかかせるな」…“閣僚イジメ”にSNSで批判噴出

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    聖子&正輝の関係修復と健在ぶりに水を差す…沙也加さん元恋人による「踏み台発言」騒動の余波

  2. 2

    渋谷教育学園渋谷から慶大に進んだ岩田絵里奈を育てたエリート医師と「いとしのエリー」

  3. 3

    石川県知事選で現職の馳浩氏が展開した異様な“サナエ推し” 高市人気に丸乗りも敗北の赤っ恥

  4. 4

    「タニマチの連れの女性に手を出し…」問題視されていた暴行“被害者”伯乃富士の酒癖・女癖・非常識

  5. 5

    侍J山本由伸にドジャースとの“密約説”浮上 WBC出場巡り「登板は2度」「球数制限」

  1. 6

    1979年にオフコース「さよなら」がヒット! 無茶飲みしたのは20代前半

  2. 7

    NHK受信料徴収“大幅強化”の矢先に「解体を」の大合唱…チーフD性的暴行逮捕の衝撃度 

  3. 8

    “OB無視”だった大谷翔平が慌てて先輩に挨拶の仰天!日本ハム時代の先輩・近藤も認めるスーパースターの豹変

  4. 9

    和久田麻由子アナは夜のニュースか? “ポスト宮根誠司”めぐり日本テレビと読売テレビが綱引き

  5. 10

    侍Jで待遇格差が浮き彫りに…大谷翔平はもちろん「メジャー組」と「国内組」で大きな隔たり