国民民主・玉木代表が維新の“自民すり寄り”に猛ジェラシー! 総裁選後の「補完勢力」の座めぐり場外乱闘勃発
案の定、場外戦が勃発した。衆参両院で少数与党に陥った自民党の総裁選で争点のひとつは野党との向き合い方だ。5候補とも連立拡大に意欲をみせる中、秋波を送られた「補完勢力」の間でいがみ合いが露呈している。
「国民の思いやニーズに合致しているか厳格に問われる」
連立参加が取り沙汰される日本維新の会にそうカミついたのは、国民民主党の玉木代表だ。23日のBS日テレ番組に生出演。先の参院選での自公大敗や、維新の伸び悩みを引き合いに出し、「選挙で負けたり(議席を)伸ばせなかったりした者同士が組むことは、民意を反映した権力構造になっているのか」とまで言ってのけた。
「有力候補とされる進次郎さんも高市さんも、連立拡大の念頭にあるのは、維新。相手にされない状況がプライドの高い玉木さんには面白くないのでしょう。その証拠か、同じ番組で進次郎さんの所得税制に関する公約を手放しで評価していた。物価や賃金の上昇に合わせて基礎控除などを調整する仕組みの導入を指し、国民民主が唱える所得税のインフレ調整とほぼ一緒。『それならコッチを向いてよ』と言わんばかりで埋没感への焦りの表れです」(政界関係者)