国民民主・玉木代表が維新の“自民すり寄り”に猛ジェラシー! 総裁選後の「補完勢力」の座めぐり場外乱闘勃発
■玉木代表は嫉妬、非大阪組は離反も
玉木氏がジェラシーを抱きたくなるほど、維新のすり寄りはハンパない。24日には遠藤国対委員長が、自民の菅副総裁と国会内で会談。菅氏は小泉進次郎候補の後ろ盾で、維新とは独自のパイプを持つ。進次郎自身も維新の吉村代表と蜜月で、菅氏と遠藤は進次郎総理誕生後の連立拡大の可能性を協議した可能性がある。
同じ日の会見で藤田共同代表は、総裁選後に予定される首相指名選挙の対応について「何かの合意があったら他党の(党首の)名前を書く」と発言。維新が最重要視する「副首都構想」の実現に向けた合意があれば連立入りも辞さない構えで、すでに党内では顧問の馬場前代表の入閣説まで流れているという。
ただ、副首都構想を軸にしたロコツなすり寄りは、維新を内紛に向かわせる。首都機能の一部を大阪に誘致し、東京の大規模災害などに備える副首都構想で恩恵を受けるのは、本拠地・大阪の議員に限られるからだ。
都内が地盤の維新関係者は「副首都構想は大阪の肝いり政策。われわれとは全く関係ない。連立入りなら維新に残る意味はない」と断言した。副首都構想という“金看板”が輝くほど、維新は分裂必至。参院側に数多く残る「非大阪組」の集団離反に発展してもおかしくない。
連立拡大論議に浮足立った補完勢力のゴタゴタに、次期総理はどう決着をつけるのか。
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