玉木・国民民主はなぜ壊滅した「中道」票を取り込めなかったのか

公開日: 更新日:

 もちろん、そんな軽口が通用するわけはない。国民民主が公示前から1議席増えたといっても自民党の比例候補が不足し、2議席は惜敗おこぼれにあずかっただけで実質は1議席減である。当初は「目標51議席以上、比例で900万票」としていたが、フタを開ければ昨年の参院選より210万票も減らし、80人近くの候補が討ち死にしてしまった。

「負けを認めると少なくとも幹事長の責任問題になる。違和感があろうと、勝った勝ったと大ハシャギする姿を見せるしかないのでしょう」(前出の記者)

 各種の出口調査が示すとおり、無党派層や現役世代の多くが国民民主から離れ、高市自民や参政、みらいに流れたのは、旧立憲民主と同じ古びた体質を嗅ぎ取ったからなのかもしれない。

 選挙期間中、ネット上では国民民主の政策に批判的な個人ポストを公設サイトで晒し者にして人権侵害が糾弾され、これを主導したコミュニケーション統括本部長の伊藤孝恵参院議員が謝罪に追い込まれている。一時、国民民主はネット戦略が功を奏して飛ぶ鳥を落とす勢いだったが、それも色あせてきたということか。早く若くて斬新な“党の顔”をつくらないと、転げ落ちるのは早いかもしれない。  (特命記者X)

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  2. 2

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 3

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 4

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  5. 5

    田中将大が楽天を去った本当の理由…退団から巨人移籍までに俺とした“3度の電話”の中身

  1. 6

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 7

    あのちゃん追い風だった女優業に暗雲の炎上!「嫌いな芸能人」発言で反撃される痛恨

  3. 8

    高市首相応援議連「国力研究会」発足 “大政翼賛会”に入会しなかった70人と主な議員の名前

  4. 9

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に

  5. 10

    出口夏希の“男選び”がもたらす影響…伊藤健太郎との熱愛報道と旧ジャニファンが落ち込む意外