高市政権また老人イジメ…財務省が高齢医療「3割負担」早期引き上げ提言、政府「骨太の方針」への明記も

公開日: 更新日:

壊れる「国民皆保険」

高市政権を支持しているのは20代、30代、40代の現役世代です。高齢者は比較的、野党支持者が多い。政権としては、高齢者に負担させてでも現役世代の手取りを増やして支持基盤を固めたいのでしょう」(政界関係者)

 しかし、高齢者はどうしても病気やケガが多くなるものだ。病院での窓口負担が重くなれば、必要な受診まで控える恐れがある。受診が遅れれば、症状が悪化し、大がかりな治療が必要になり、結果的に医療費が高額になるという悪循環にさえなりかねない。

 なにより、保険料を払い続けたのに、いざ病気になった時、窓口負担が重すぎて受診を控えなければならないようでは、保険の意味がなくなってしまうのではないか。

 法大名誉教授の五十嵐仁氏(政治学)はこう言う。

「医療費の自己負担3割は、年金生活者にとって、かなりの負担です。保険は、いざ使う時、無理のない範囲の負担で利用できなければ、保険の意味をなさなくなってしまいます。高市政権は、OTC類似薬の保険外しといい、国民皆保険の形を変えようとしているように映ります。本来、国民の命と健康を責任をもってサポートするのが政府の役割のはずです。膨らんだ医療費を削りたいのでしょうが、削るべきものは、他にあるはずです」

 高齢者が病気になった時、心配せずに病院に行ける国にすべきだ。

  ◇  ◇  ◇

 高市政権はついに「皆保険破壊」へ毒を盛ったのか、高市政権の「病人切り捨て」の横暴については【もっと読む】【さらに読む】で詳しく報じている。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    自民党内に内閣改造の“タマ”がいない…女性閣僚「目玉不在」に高市首相が“苦悶”

  2. 2

    沖縄県知事選「先行」する自民系・古謝陣営 まさかの高市首相“乱入応援”に戦々恐々

  3. 3

    内閣広報室の予算要求が前年度比10倍超の72億円に爆増! 高市首相“ヨイショ体制”強化にネット大荒れ

  4. 4

    続投・留任情報ばかりの内閣改造・自民党役員人事で残る火種は「参院」と「国対」

  5. 5

    やはり名ばかりだったOTC類似薬保険除外の「配慮措置」…低所得者1770万人、患者の95%が排除される

  1. 6

    日米間で板挟みの片山さつき財務相が続投へ…高市首相も財務省も「頼み」にするしかない異様

  2. 7

    内閣改造で浮上「自民裏金議員」起用案 永田町でささやかれる入閣候補4人の名前

  3. 8

    高市首相の「内閣改造」は留任だらけでドッチラケ…鈴木幹事長更迭も断念で事実上の“麻生内閣”

  4. 9

    激戦9.13沖縄県知事選 古謝陣営ラストスパートで醜聞噴出…「政治とカネ」めぐる疑惑も浮上

  5. 10

    国民民主党代表選「玉木圧勝」3選 自殺した高橋茉莉さん実父「どうしても納得いかない」…問われる正当性と人間性

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤輝明「三冠王」なら年俸いくら? メジャー流出阻止へ阪神が用意する破格の条件

  2. 2

    りくりゅう“婚約発表”が批判されたのはなぜ? 祝福ムードから一転…交際を「言う/言わない」の境界線

  3. 3

    永瀬廉のファンミに不満の声…King & Prince分裂後の"集金アイドル"活動とちらつく結婚

  4. 4

    金利上昇がもたらす「投資から貯蓄」への流れに政府は真っ青

  5. 5

    阪神・佐藤輝明のドジャース入りに暗雲か? 大谷翔平が思わぬ“遠因”になる可能性

  1. 6

    「橋上代行昇格は絶対ない」 巨人来季監督に浮上する松井秀喜氏、高橋由伸氏に次ぐ「第3の男」

  2. 7

    日本ハム新庄監督「来季続投の6年目突入」に現実味…V逸決定的になる中で注目されるその去就

  3. 8

    中日・井上監督が目下最下位、6年連続Bクラス濃厚でも来季続投に“自信&意欲マンマン”のワケ

  4. 9

    福山雅治「不適切会合」問題ほぼノーダメージでTVジャックのウラ…中居正広氏らとは「次元が違う下ネタ」とは

  5. 10

    内閣広報室の予算要求が前年度比10倍超の72億円に爆増! 高市首相“ヨイショ体制”強化にネット大荒れ