米国・イラン合意でもナフサ由来製品の品薄は続く…医療物資不足加速で診療現場に迫る深刻危機
高市政権が繰り返す「まだ大丈夫」とは真逆
政府は23日から、まず5000万枚の医療用手袋の備蓄放出を始めたが、月9000万枚と言われる使用量を満たせるかどうかは不透明だ。「アベノマスク」ならぬ「サナエノグローブ」を申請したある歯科医師は、「手続きが煩雑なうえ、いつ販売業者から連絡が来るかも分からない。モノが届いても、備蓄品なので経年劣化していないか心配」とこぼす。
他に医薬品包装用フィルム・シート製品や軟膏容器などにも値上げの波が到来。高市政権は石油製品の需要抑制に後ろ向きだが、診療危機はすぐそこに迫っている。
「今のところは目立った影響は出ていませんが、世界のヘリウム生産の3割を担うカタールのプラントが攻撃されたことで、MRI(超電導型)の稼働に欠かせないヘリウムの供給不安が生じています。脳梗塞はMRIで診断して時間との闘いなんです。医療機関への卸業者は、不足する医療用プラスチック製品やホルマリンをかき集めているそうです。ホルマリンは採取した検体の保存に使われ、病理検査には必須です。万が一不足したら、がんの診断や手術自体が止まりかねません」(総合病院救急医)
高市政権が繰り返す「まだ大丈夫」とは逆に、医療現場はギリギリ状況だ。
どれだけもつか。
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