浮かび上がる「組織ぐるみ」の構図…違法疑惑「有料広告動画」めぐる自民党・北海道連&宮城県連の“不自然な回答書”

公開日: 更新日:

日刊ゲンダイの問い合わせに電話ガチャ切り

 さらに不可解なのは、「冠省」の頭語から始まる冒頭の一文だ。県連の回答文には〈貴誌から当県連及び各選挙区支部に上記質問を頂きました(中略)当県連から回答します〉との記載がある。一方、道連の方はというと〈貴誌から当県連及び各選挙区支部に上記質問を頂きました(中略)当道連から回答します〉と記されている。道連は〈道連〉と記載すべきところを〈県連〉と書き間違えている。

 全体の文面が丸ごと一致しているのに、1カ所だけミスした理由は何か。道連は県連から回答文書を回してもらい、コピペで日刊ゲンダイに回答したが、1カ所だけ直し忘れた──、こう考えるのが自然だろう。

 だとすれば、日刊ゲンダイがスクープした違法な「有料広告動画」疑惑に、道連や県連の枠を超え、党として組織的に対応している構図が浮かぶ。道連、県連のみならず、他の都府県連、党本部を含めた「組織ぐるみ」で動画広告に関与していたのではないか。

 道連は日刊ゲンダイの問い合わせに「担当者が出張中で不在なため、答えられない」と回答しなかった。県連は「我々は把握していないので、道連に聞いてほしい」と、一方的に電話をガチャ切りされた。

 文書の中身のみならず、「回答拒否」という対応まで同じとは……やはり組織的に示し合わせていたとしか思えない。まだまだ根が深そうだ。

  ◇  ◇  ◇

 自民党の違法「広告動画」疑惑をめぐる日刊ゲンダイの一連の連続スクープは、【関連記事】で詳しく報じている。

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